【チェックリスト】もしかして地盤沈下?
「ビー玉が転がる」だけではない、床の傾斜
床が傾いていると「ビー玉やパチンコ玉が転がる」「めまいがする」といった現象をまずはチェック項目として思いつく人も多いかと思いますが、実は床の傾きのサインには様々なものがあります。こちらでは、床が傾いている場合に現れる徴候について見てみたいと思います。どのくらいあてはまるかをチェックしてみてください。
床の傾斜、空隙、空洞のサイン
工場、倉庫、店舗などによって現れやすいサインは変わってきますが、上記の中にいくつか思い当たるものがある場合は、すでにかなり傾いている可能性があります。特に作業に支障が出ている場合にはただちに業者に傾きをチェックしてもらいましょう。
プロが行う床の調査方法
「どれくらいから対策が必要?床の傾きの許容範囲」では自分で傾きを暫定的にチェックする方法をいくつかご紹介しましたが、こちらではプロに依頼した場合にどんな方法で調べてもらえるのかをご紹介してみたいと思います。
スウェーデン式サウンディング試験
スウェーデン国有鉄道が1917年頃に不良路盤の実態調査として採用したものを1954年に当時の建設省(現国土交通省)が導入したのが始まりです。スクリューとハンドルのついた長い棒におもりをのせ、棒がどの程度沈むかを計測する方法です。
レーザーレベル測定
向かい合う壁に水平なレーザー光線を照射し、発射している高さと反対側の壁に映った高さの差異を調べる方法です。機器が1つあればどこでも計測可能で、壁や床を傷つけずに行うことができ、計測結果もその場で出るため、工事現場を始め多くの現場で広く使用されるようになっています。